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公開：2024-09-10

01Boosterがカフェレート事業を展示会に出展、コーヒー豆を100%活用する新素材の魅力をアピール

text: LEAFLA編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 01Boosterがカフェレートを展示会に出展
• コーヒー豆を100%活用する新素材を提案
• パティシエとのコラボ実績も紹介予定

01Boosterがカフェレート事業を展示会に出展

株式会社ゼロワンブースター（01Booster）は、コーヒーをまるごと食べることができる独自素材「カフェレート」事業を、2024年9月18日から20日にかけてインテックス大阪で開催される「ホテル・レストラン・ショー＆FOODEX JAPAN in 関西 2024」に出展すると発表した。展示では、サンプルの試食や粉砕技術の紹介、パティシエとのコラボ実績の紹介が予定されている。^[1]

カフェレートは、コーヒー豆をまるごと微粉砕した粉末とココアバターや植物油脂を配合して製造される独自素材だ。従来の「飲む」スタイルでは豆の約70％がフィルターに残ってしまうのに対し、カフェレートはコーヒーのアロマオイルなどをとりこぼさず100％楽しむことができる。これにより、豆の産地や焙煎の違いをより直接的に味わうことが可能となっている。

また、9月20日には有名外資系ホテルのシェフを歴任し、今年新ブランドRESPIRERを立ち上げた堀尾亮輔氏を招いてプレゼンテーションセミナーが行われる。堀尾氏はパリ・香港・日本のジョエルロブションでの10年の勤務経験や、上海の高級ホテルでのエグゼクティブペストリーシェフとしての経験を持つ実力者だ。このセミナーでカフェレートの魅力が紹介される予定である。

カフェレートの特徴まとめ

配合特許について

配合特許とは、特定の成分や材料の組み合わせ方に関する特許のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 製品の独自性を法的に保護することができる
• 他社による模倣を防ぎ、市場での競争優位性を確保できる
• 特許の公開により技術的な価値を示すことができる

カフェレートの場合、コーヒー豆の微粉末とココアバターや植物油脂の配合方法に関する特許（第7068149号）を取得している。この特許により、コーヒー豆を100％活用する独自の製法が法的に保護され、カフェレートの商品価値を高めている。また、この特許技術によって従来の飲むコーヒーとは異なる、食べるコーヒーという新しい市場の創出にも貢献している。

カフェレート事業に関する考察

カフェレート事業の最大の利点は、コーヒー豆を100％活用することで持続可能性を追求している点だ。従来の抽出方法では廃棄されていた豆の大部分を有効利用することで、資源の無駄を減らし環境負荷を低減させる可能性がある。また、コーヒーの風味をより濃厚に楽しめるという特徴は、コーヒー愛好家や食品業界から高い関心を集める可能性が高い。

一方で、新しい食べ方の提案であるため、消費者の受け入れに時間がかかる可能性がある。カフェレートの味や食感が従来のコーヒーとは大きく異なるため、マーケティングや啓蒙活動に多くのリソースを割く必要があるだろう。また、製造コストや販売価格の設定も課題となる可能性がある。これらの課題に対しては、パティシエとのコラボレーションを通じた商品開発や、ターゲット層を明確にしたマーケティング戦略の立案が有効だろう。

今後の展開としては、カフェレートを使用した新たな食品カテゴリーの創出が期待される。例えば、エネルギーバーやプロテインスナックなどの健康食品への応用や、アイスクリームやチョコレートなどのデザート製品への展開が考えられる。また、カフェレートの技術を応用し、コーヒー以外の飲料や食材にも同様の手法を適用することで、食品ロス削減に貢献する新たな製品ラインの開発も期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「カフェレート -コーヒーを食べる-」ホテル・レストラン・ショー＆FOODEX JAPAN in 関西 2024に出展 | 株式会社ゼロワンブースターのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000641.000016550.html, (参照 24-09-10).

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