Plenus OBENTO Galleryで「秋、収穫に感謝を込めて」展開催、稲作文化の多様性を紹介
text: LEAFLA編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
PR TIMES より
記事の要約
- Plenus OBENTO Galleryで「秋、収穫に感謝を込めて」展開催
- 稲作に関する習俗を神話から現代の田んぼアートまで紹介
- 収穫後の脱穀作業や田んぼアートの詳細を展示
Plenus OBENTO Galleryの「秋、収穫に感謝を込めて」展の開催
株式会社プレナスは、日本の弁当文化と食文化の魅力を発信する『OBENTO Gallery』において、2024年9月2日より「秋の米の収穫」をテーマとした企画展を開催する。この展示では、神話の中の話から民間での信仰、現代の田んぼアートまで稲作に関する習俗を紹介し、日本人の稲作や米に対する思いを感じられる内容となっている。[1]
展示内容の一部として、収穫後の脱穀作業の様子が紹介されている。稲穂を天日で乾燥させた後の脱穀作業では、「竹製の扱き箸(こきはし)」を使用して稲の穂先から籾を落とす過程が説明されている。また、「唐棹(からさお)」や「唐箕(とうみ)」といった伝統的な農具の使用方法も詳しく解説されている。
さらに、近年注目を集めている「田んぼアート」についても展示がある。1993年に青森県田舎館村で地域活性化事業として始まったこの取り組みは、現在では全国100箇所以上で行われている。色の異なる11種類7色の稲を使用し、斜め上から見ることを前提に設計された巨大な絵や文字が田んぼに描かれる様子が紹介されている。
Plenus OBENTO Gallery「秋、収穫に感謝を込めて」展の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催期間 | 2024年9月2日(月)より |
開館時間 | 9:00~17:30 |
休館日 | 土日、祝日 |
入場料 | 無料 |
展示内容 | 収穫後の脱穀作業、田んぼアート、稲作に関する習俗 |
所在地 | 東京都中央区日本橋茅場町1丁目7番1号 日本橋弥生ビルディング1F |
田んぼアートについて
田んぼアートとは、田んぼをキャンバスに見立て、色の異なる稲を使って巨大な絵や文字を描くアートのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 色の異なる11種類7色の稲を使用
- 斜め上から見ることを前提に設計
- 地域活性化事業として全国に広がっている
田んぼアートは1993年に青森県田舎館村で始まり、現在では全国100箇所以上で実施されている。この取り組みは単なる芸術表現にとどまらず、地域の観光資源としても大きな役割を果たしている。例えば田舎館村では、村民8000人をはるかに超える20万人以上の見物客が訪れるようになり、地域経済の活性化に貢献している。
Plenus OBENTO Galleryの企画展に関する考察
Plenus OBENTO Galleryの「秋、収穫に感謝を込めて」展は、日本の稲作文化を多角的に紹介する意義深い取り組みだ。神話から現代の田んぼアートまで幅広い内容を取り上げることで、稲作の歴史的な重要性と現代における創造的な展開を同時に伝えることができる。この展示を通じて、来場者は日本の食文化の根幹にある稲作の価値を再認識できるだろう。
一方で、このような展示の課題として、若年層の関心をいかに引き付けるかという点が挙げられる。伝統的な農具や作業の紹介だけでなく、VRやARなどのテクノロジーを活用したインタラクティブな展示を取り入れることで、より幅広い世代の興味を喚起できる可能性がある。また、実際に稲作を体験できるワークショップなどを併設することで、より深い理解と共感を得られるかもしれない。
今後の展開としては、日本の稲作文化を国際的な文脈で紹介することも検討に値する。世界各地の穀物文化との比較展示や、海外からの観光客向けの多言語解説の充実など、グローバルな視点を取り入れることで、日本の食文化の独自性と普遍性をより効果的に発信できるだろう。Plenus OBENTO Galleryには、日本の食文化を多角的に紹介する場としてのさらなる発展が期待される。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「Plenus OBENTO Gallery 「秋、収穫に感謝を込めて」展 9月2日(月)より開催 | 株式会社プレナスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000672.000054093.html, (参照 24-09-03).
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- Leaf Laboratory(リーフラボラトリー)
- メディア
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