植物の専門用語
4品種を組み合わせるイネの新たな交雑技術
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4品種を一度に組み合わせるイネの新たな育種技術
NTTと東京都立大学大学院の共同研究グループは、植物の卵細胞と精細胞を人工的に融合させる顕微授精法(IVF法)を使い、4つのイネ品種を同時に交雑する「多品種交雑技術」を確立しました。研究では、日本晴、台中65号、カサラス、IR26の4品種に由来する生殖細胞を組み合わせ、4つの親のゲノムを均等に持つ四倍体雑種「Quad」を作出しています。[1]
Quadは、種子の長さ・幅・厚みがすべての親品種を上回り、玄米十粒重は4品種の平均値の約1.7倍となりました。また、同一品種を四倍体化したイネでは種子がほとんど得られなかったのに対し、Quadでは多くの種子が形成されました。研究グループは今後、収量性や環境ストレス耐性、品質に関わる特性を詳しく調べ、野外フィールドで実用品種としての有用性を検証する方針です。
収量や機能性を組み合わせる育種の選択肢に
これまで一般的な交雑では一度に組み合わせる親は基本的に2品種でした。今回の方法では、複数の親に由来するゲノムを組み合わせながら倍数化できるため、異なる品種が持つ性質を一つの個体に取り込む新たな育種方法として活用が検討されています。イネの品種改良や収量、品質、環境ストレス耐性などに関わる育種技術を追っている方には、今後の実証結果も関係してくる研究といえそうです。
References
- ニュース :: 【研究発表】世界初、イネの4つの品種を同時に交雑する「多品種交雑技術」を確立 ~4つの品種を”いいとこどり”して、収量や機能性に優れる新品種の育成へ~. tmu.ac.jp(参照 2026-08-20)
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