古植物学

植物化石を調べ、古植物学を次世代へつなぐ取り組み

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植物化石の研究と継承をめぐる古植物学の話題

環境・生物多様性分野では、植物の化石から過去の植生を読み解く古植物学について、研究の現場と次世代への継承を伝える話題が紹介されました。福井県立恐竜博物館副館長の寺田和雄さんが取り組んできた珪化木研究と、研究者が少ない分野を後世へ残すための活動をそれぞれ見ていきます。

北海道から九州まで集めた珪化木を研究

寺田さんは、中生代の木材化石を主な研究対象としています。木の内部にシリカが入り込み、形を残したまま化石となる珪化木に着目し、博士課程では木の化石そのものの形態や特徴を調べる研究を選びました。当時、同じ地質年代の材化石を広く調べる専門家がほとんどいなかったことから、北海道から九州まで車で各地を回り、標本を集めて研究を進めたと振り返っています。[1]

古植物学を次世代につなぐ日本語の図鑑づくり

古植物学は地学と生物学の境界にあるうえ、木、葉、花粉など研究対象が細かく分かれ、大学でも専門的に学べる場が少ないとされています。寺田さんは、研究者の減少によって過去の標本や研究成果が理解されなくなることを懸念し、植物化石収集家と「中生代植物研究会」を結成しました。英語論文が中心で学びにくい状況を補うため、日本語で理解しやすい植物化石図鑑の制作にも取り組んでいます。[2]

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