コケ
噴火後の西之島で植物を初確認、生態系形成の初期段階へ
広告
西之島で噴火後初めて植物を確認
大規模な噴火によって島全体が溶岩などに覆われ、従来の生態系が失われた小笠原諸島の西之島で、2020年の噴火後初めて植物が確認されました。東京都立大、京都大、筑波大などの研究チームが2025年7月に上陸調査を行い、海岸近くでコケの仲間「ユミダイゴケ」と、シダ植物のイワヒメワラビ属、タマシダ属の2種を発見しました。いずれも国内に広く分布する植物で、ユミダイゴケは火山周辺のような厳しい環境でも生息できる種類とされています。[1]
植物の胞子は風で運ばれたほか、西之島で繁殖しているアジサシやカツオドリなどの海鳥に付着して届いた可能性も考えられています。研究チームは今後、DNAの詳しい分析などを通じて植物がどこから来たのかを調べる方針です。一方で、現在の島は水分や栄養分が少なく、見つかった植物がそのまま定着するかどうかは分かっておらず、継続した調査が必要とされています。
植物が生態系をつくる初期段階を知る手がかりに
植物の生育環境や、火山活動後の土地で生態系がどのように形成されていくのかに関心がある方には、その始まりを知る事例の一つです。周囲から離れた無人島で植物が確認されたことで、風や海鳥などが植物の移動にどのように関わるのか、さらに定着後の環境がどう変化していくのかを継続して観察する材料になります。
References
- 溶岩流出で生態系「ゼロ」から5年 小笠原・西之島で植物初確認(朝日新聞)|dメニューニュース. dメニューニュース(参照 2026-08-30)
リーフラでは、信頼できる情報をみなさまに提供するために、事前確認の実施等の努力をしておりますが、本記事の内容をすべて保証するものではありません。
なお、本記事の内容が事実と異なる場合には、お問い合わせフォームより、該当記事のURLと事実と異なる内容をお送りください。事実関係を確認し、対応させていただきます。
広告