夏
酸性土壌の稲作、作付け初期の土壌改良で生育を支える
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酸性土壌の水田で、作付け前から土壌環境を整える取り組み
ベトナム・アンザン省ホンダット村では、2026年の夏秋作で約1万9,870ヘクタールの水田が作付けされました。この地域には酸性土壌が広く分布しており、長期間の高温で水田の水位が急速に下がると、土壌の酸化が進み、アルミニウム中毒が起こるとされています。現地では、葉が紫色になる、生育が遅れる、出穂や開花が妨げられるといった症状が複数の水田で確認されました。[1]
こうしたなか、農家のトラン・ヴァン・テオ氏は20ヘクタールの水田で、DS1品種の播種前に土壌改良用の「ダウ・トラウ・バイオカルシウム」を1ヘクタール当たり200kg使用しました。播種後75日目の調査では、稲は均一に生育し、葉の紫化などアルミニウム中毒の症状は確認されず、白く健全な根が土壌にしっかり張っていました。土壌のpHにも改善がみられたほか、テオ氏によると、苗の枯死による植え替えが減り、農薬散布も播種後約60日目の1回にとどまり、従来より2回少なくなったといいます。
酸性土壌で栽培するなら、症状が出る前の対策という選択肢
酸性土壌の水田で、高温期に葉の紫化や根の弱り、生育の停滞に悩んでいる方には、症状が出てから肥料や資材を追加するだけでなく、作付けの初期段階から土壌環境を整える考え方が参考になりそうです。今回の事例では、土壌改良後に根の発育や稲の生育、資材・作業負担の面で変化が確認されています。一方、水田は調査時点で開花期に入った段階であり、倒伏への耐性や収量への影響については今後も観察が続けられます。
References
- 稲作における酸性硫酸塩土壌毒性を未然に防ぐため、植え付けシーズンの開始時に土壌改良を行う。. Vietnam.vn(参照 2026-08-19)
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