病害虫・雑草対策の最新動向|外来植物の成長メカニズムと防除研究 画像:AI生成

病害虫・雑草対策

病害虫・雑草対策の最新動向|外来植物の成長メカニズムと防除研究

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病害虫・雑草対策の最新動向|侵略的外来植物の生態解明と防除研究の進展

2026年10月、病害虫・雑草対策に関するニュースでは、農業や生態系に影響を及ぼす外来植物「ナガエツルノゲイトウ」の研究成果が報じられました。急速に繁殖する仕組みが明らかになったほか、植物の生理的な特性を利用した防除方法の検討も進められています。今回の研究で分かったことや、今後の対策に向けた課題を紹介します。

ナガエツルノゲイトウの急成長を支える光合成と茎の伸長

東洋大学などの研究グループは、農業水路などに広がる特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」について、急速に成長する仕組みを明らかにしました。南米を原産とするこの植物は、国内では1989年に兵庫県尼崎市で定着が初めて報告され、2025年9月までに30都府県で確認されています。群馬県でも2025年に初めて確認されました。茎の一部から新たな個体が再生するほど繁殖力が強く、農業や周辺の生態系への影響が問題となっています。研究では、空気中に出た葉が二酸化炭素を効率的に取り込み、光合成で得た養分を茎の成長に多く使うことが判明しました。茎を素早く伸ばして水面に達し、ほかの植物より高い位置に葉を広げることで、光を確保していると考えられています。研究成果は9月8日に国際学術誌でオンライン公開されました。[1][2]

水中での光合成能力の低下が防除方法を考える手がかりに

同じ研究では、ナガエツルノゲイトウが水中に置かれた場合の生理的な変化も調べられました。長期間水中に沈めた葉では光合成能力が低下し、水中環境に適応した新しい葉も形成されないことが確認されています。この結果から、光を遮りながら植物体を水中に沈める方法が、成長を抑える手段として考えられています。ただし、成長を抑制することと、茎の断片から再生できない状態にすることは別の課題です。研究グループの広津直樹教授は、再生を防ぐために必要な処理について、今後も試験を進める考えを示しています。今回の成果は、繁殖力の強い外来植物に対して、その生育特性を踏まえた防除方法を検討するための基礎的な知見となります。[2]

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