能登の水田で脱炭素農業を実証へ、中干し延長とバイオ炭を活用

秋

能登の水田で脱炭素農業を実証へ、中干し延長とバイオ炭を活用

2026.10.08 ・ リーフラ編集部

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能登の水田でメタン削減とバイオ炭活用を実証へ

Green Carbon株式会社は、石川県が実施する「令和8年度 能登へのスタートアップ誘致に向けた現地実証等支援事業」に採択されました。2024年の能登半島地震から農業の再建が進む能登地域で、水田のメタン排出削減とバイオ炭による炭素貯留を組み合わせた実証に取り組みます。温室効果ガスの削減・吸収量を国が認証する「J-クレジット制度」を活用し、環境への取り組みを農家の新たな収入につなげる仕組みづくりを目指します。[1]

実証では、稲作中に水田の水を抜いて土壌を乾燥させる「中干し」の期間を従来より7日以上延ばし、メタン排出の削減効果を調べます。また、地域で利用されていないバイオマスを炭化した「バイオ炭」を農地に施用し、炭素を土壌に長期間蓄える取り組みも進めます。バイオ炭の原料調達から製造、農地への施用までを地域内で行う仕組みを検証するほか、独自の営農管理システム「Agreen」を使って水管理などの記録を収集し、クレジットの申請に必要な体制を整える計画です。

農家の収益向上と地域資源の循環につながる仕組みとは

今回の実証は、環境負荷を減らす農業と経営の安定を両立させたい生産者にとって、参考になる取り組みです。能登地域では、震災後の農業再建に加え、担い手の確保や収益性の改善も課題となっています。そこでGreen Carbonは、農業者や自治体、JA、地域金融機関などと協力し、水管理の変更に伴う作業負担や経済的な効果、農家が継続して参加できるかを確認します。実証の結果を踏まえて参加農家や対象地域を徐々に増やし、能登で構築した脱炭素農業の仕組みを県内外へ広げることを目指しています。水田管理や地域の未利用資源を生かした農業に関心がある方は、今後の実証結果が参考になるかもしれません。

References

  1. 【水田×バイオ炭で農業革命】Green Carbon、石川県「令和8年度能登へのスタートアップ誘致に向けた現地実証等支援事業」に採択. ニコニコニュース(参照 2026-10-08)

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