微生物・天敵
光合成の進化を探るパウリネラ、新種2種を発見
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モーテルの臨時実験室で、パウリネラの新種2種を確認
光合成を行う殻付きアメーバ「パウリネラ」の研究から、2つの新種が見つかりました。研究チームは2025年春、米ノースカロライナ州で採取した水などをモーテルの一室に持ち込み、簡易的な器具を使って観察を実施。その際、殻を構成するうろこ状の構造が時計回りに重なる個体と、反時計回りに重なる個体がいることに気付きました。
その後、研究室で高解像度の電子顕微鏡による観察とDNA配列の解析を行い、両者が異なる新種であることを確認しました。新たに報告されたのは「Paulinella marae sp. nov.」と「Paulinella murrayi sp. nov.」です。パウリネラは、植物の葉緑体とは別にシアノバクテリアとの細胞内共生を成立させた系統として知られています。今回の発見は、この生物群の生態や進化を調べるための新たな材料となります。[1]
植物の光合成が生まれた仕組みを考える手がかりに
パウリネラが色素体を獲得したのは約1億年前とされ、植物につながる細胞内共生とは独立した出来事です。そのため、異なる生物同士がどのように共生を始め、一つの細胞内で機能する関係へ変化していったのかを研究する対象になっています。植物の進化や光合成の成り立ちに関心がある方には、身近な水環境にいる小さな微生物の研究が、植物の歴史を考える手がかりにつながっている点も興味深いところです。
References
- 安ホテルの一室で「植物の歴史」に関わる重大な生物学的発見がされていた. GIGAZINE(参照 2026-10-02)
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