身近な植物から新薬へ、つくばで進む成分研究

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身近な植物から新薬へ、つくばで進む成分研究

2026.09.12 ・ リーフラ編集部

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身近な植物の成分を創薬へ、つくばで進むエキス研究

茨城県つくば市の薬用植物資源研究センターでは、植物から成分を抽出し、創薬や化粧品、健康食品などの研究開発に活用する「薬用植物スクリーニングプロジェクト」が進められています。研究者が各地で採集した植物を葉・茎・根などに分けて乾燥・粉砕し、成分を抽出してエキス化。現在は約3000種、約1万7000点のエキスを保管しており、これまでに企業や研究機関などへ31万点以上が提供されています。国立感染症研究所との共同研究では、アボカドの果肉から、エンテロウイルスD68に対して抗ウイルス効果を持つ新規化合物「アボエニン」も見つかりました。[1]

同センターでは、漢方や生薬の原料となる薬用植物の栽培研究にも取り組んでいます。有効成分を含む優良な個体をクローン技術で増やし、遺伝子情報や生育条件を調べながら種苗生産につなげる研究です。2022年度に消費された薬用植物は中国からの輸入が8割を占め、国内生産は1割台にとどまるとされており、安定供給の面からも国内での栽培技術の研究が進められています。

園芸で育てる植物も、研究資源としての価値を持つ

今回の研究は、野山の植物だけでなく、野菜や身近な草木にも多様な成分が含まれていることを改めて示しています。植物の種類だけでなく、採取する季節や場所によっても成分が変わるため、植物を育てる環境そのものが研究対象になります。薬用植物の栽培や植物成分に関心がある方には、普段育てている植物を「生育条件と成分」という視点から見てみるきっかけになるかもしれません。

References

  1. 薬用植物資源研究センター (つくば市) 植物エキス創薬に生かす. 読売新聞(参照 2026-09-06)

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