病害防除
玉川温泉の「湯の花」を農業資材へ、高校生が活用研究
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強酸性の「湯の花」を農業資材に活用する高校生の研究
秋田県立大曲農業高校の果樹部では、秋田県仙北市の玉川温泉で生じる「湯の花」を農業に生かす研究を2021年から続けています。玉川温泉の湯の花は強い酸性を持ち、そのままでは利用しにくいため、使われないものも多くあります。生徒たちはこの性質に着目し、酸性の土壌を好むブルーベリーの栽培に湯の花を溶かした水を使用。県立農業科学館の畑で試したところ、通常より果実が大きくなるなどの生育結果が得られたとしています。[1]
研究は果樹だけでなく稲作にも広がりました。湯の花を希釈した水に種籾を浸す実験では、従来の消毒剤を使った場合より苗が早く育ったと報告されています。さらに、使用後の希釈水をブルーベリー栽培に活用する方法も考案されました。果樹部では、湯の花や温泉水を利用した鳥獣・害虫対策にも取り組み、ラズベリーに近いクサイチゴを使った研究では、温泉水を霧状に噴射した環境で病気や害虫被害がなく、生育も早かったとしています。
未利用資源を農業に生かす選択肢を探る取り組み
今回の研究は、地域で十分に活用されていなかった資源を、土壌改良や種籾の処理、果樹の栽培管理などに利用できないか検討した事例です。ブルーベリーなど酸性の土壌を好む作物を育てている方や、農薬・園芸資材の代替手段、地域資源を生かした農業に関心がある方には、資材の使い方を考える一つの事例になるかもしれません。大曲農業高校では研究が後輩へ引き継がれ、地域の未利用資源を農業や畜産に役立てる研究が続けられています。
References
- 農業高校の生徒が「湯の花」から農薬や土壌改良剤の代替品を開発 <シリーズSDGsの実践者たち>【調査情報デジタル】(TBS NEWS DIG)|dメニューニュース. topics.smt.docomo.ne.jp(参照 2026-09-05)
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