循環型農業
地震と豪雨を越えて進む能登の循環型酪農
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災害を越え、能登の酪農が再び歩み始める
石川県能登町の西出牧場は、2024年の能登半島地震と奥能登豪雨で牛舎や牧草地に大きな被害を受けました。地震直後は断水し、川からくんだ水を牛に与えながら、近隣の牧場などと協力して地下水設備を仮復旧。搾乳を続けながら設備を整え、1月14日には生乳の出荷を再開しました。その後、豪雨で修復途中の牧草地が再び浸水しましたが、改めて整備を進めています。[1]
復旧と並行して、地域資源を生かした酪農にも取り組んでいます。牧場では飼料となる牧草の多くを自給し、震災後には能登町内の酒造会社から出る酒かすを牛の餌として活用し始めました。2026年5月時点では搾乳牛約30頭、育成牛11頭と震災前と同じ規模を維持し、6月には新しい育成牛舎も完成。遊休牧草地の管理や子ども向けの牧場体験も続けながら、地域で酪農を続けられる環境づくりを進めています。
地域の資源を循環させる農業を考えるきっかけに
自分たちの牧草地で牛の餌を確保し、堆肥を牧草地に戻しながら、地域で生まれる酒かすも飼料として活用する西出牧場の取り組みは、地域内で資源を生かす農業の一例です。酪農や畜産に携わる方はもちろん、地域資源の活用や新規就農、農業を軸にした地域づくりに関心がある方にとっても、農業を長く続けるための仕組みを考える材料になりそうです。
References
- 地震・豪雨乗り越え、能登の酪農を未来へ 循環型農業を目指す酪農家の志. projectdesign.jp(参照 2026-09-04)
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