ヤギとAIを生かす果樹園、上田市で循環型農業を実践

測定・散布機材

ヤギとAIを生かす果樹園、上田市で循環型農業を実践

2026.09.04 ・ リーフラ編集部

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ヤギとAIを組み合わせる「果実の森」の循環型農業

長野県上田市の観光農園「果実の森」では、自然の循環を生かした農法とスマート農業を組み合わせて果樹を栽培しています。耕作放棄地などでは除草剤を使わず、ヤギに草を食べてもらう方法を採用。さらに、自社のチーズ工房で生じるホエイ(乳清)やヤギの堆肥を土づくりに利用し、土中の微生物が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。農薬も決まった日程で散布するのではなく、畑を日々観察し、必要な場合に限って使用する方針です。2023年には、梨、りんご、ぶどう、ハウスぶどうの4品種で長野県の「環境に優しい農産物認証」を取得しています。[1]

一方、気候への対応にはセンサーやAIを取り入れ、農園内の環境データを可視化しています。栽培環境をデータで管理しながら、摘粒など人の手が欠かせない作業に時間をかけるのが同園の考え方です。収穫・出荷時には糖度計による測定だけでなく実際に味も確認し、甘味と酸味のバランスを含めて判断しています。こうした栽培を続ける中、同園のシャインマスカットは2025年の長野県主催「第58回うまいくだものコンクール」で農林水産大臣賞を受賞。2026年には、新ブランド「TENKI〈天祈〉」としてハウスシャインマスカットを展開しています。

省力化だけではない、スマート農業の使い方

果実の森の取り組みは、スマート農業を単なる作業の自動化としてではなく、データで栽培環境を把握し、人が担う作業に集中するために活用している点が特徴です。また、ヤギによる除草や農園内で生じる資源の活用を組み合わせているため、循環型の農業や土づくり、省農薬の栽培に関心がある方にとっても、一つの事例として参考になるかもしれません。

References

  1. 農林水産大臣賞受賞のシャインマスカットをさらに美味しく、自園最高傑作「TENKI〈天祈〉」へ。今注目の観光農園「果実の森」がこだわる循環型×スマート農業@長野県上田市 – Web-Komachi. Web-Komachi(参照 2026-09-04)

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