肥料・活力
AIとセンサーで進む屋内農業、植物工場と養殖を効率化
広告
AIとセンサーを生かす屋内農業、植物工場とアクアポニックスで実証進む
農業の担い手が減るなか、AIやセンサーを使って屋内栽培の効率化を図る取り組みが進んでいます。米国でイチゴの植物工場を運営するオイシイファームは、東京都羽村市に研究開発拠点を新設。トマトなどの効率的な栽培に加え、作付けや包装を自動化するロボットの開発を進める計画です。同社では、ミツバチの飼育環境をAIで管理し、イチゴの受粉率を95%まで高めています。[1]
魚介類の養殖と水耕栽培を組み合わせる「アクアポニックス」の実証も始まっています。NTT東日本などは2026年6月、東京都内でニシキゴイの養殖と高麗ニンジンの栽培を組み合わせた実験を開始しました。AIやセンサーで光量や温度を制御し、畑では出荷まで数年かかる高麗ニンジンを数カ月で育てることを目指します。農薬を使わず、魚のふんを肥料として利用する点も特徴です。一方、植物工場では初期費用や電気代が採算を左右するため、生産性と付加価値をどう高めるかが引き続き課題となっています。
省人化だけでなく、設備費まで含めた生産設計が重要に
植物工場や水耕栽培に関わる生産者にとっては、AIやセンサーによる環境管理、自動化技術をどこまで生産工程に取り入れるかを考える材料になりそうです。人手を減らせても、設備投資や電気代が増えれば採算が厳しくなるため、導入を検討する際は省力化だけでなく、栽培期間や生産性、付加価値まで含めて考える必要があります。養殖と栽培を組み合わせるアクアポニックスに関心がある方にとっても、資源を循環させながら生産する事例の一つとして参考になるでしょう。
References
- 屋内農業、AIで効率化=植物工場、養殖と連携も【時事通信速報】 - 日本食糧新聞・電子版. 日本食糧新聞・電子版(参照 2026-08-24)
リーフラでは、信頼できる情報をみなさまに提供するために、事前確認の実施等の努力をしておりますが、本記事の内容をすべて保証するものではありません。
なお、本記事の内容が事実と異なる場合には、お問い合わせフォームより、該当記事のURLと事実と異なる内容をお送りください。事実関係を確認し、対応させていただきます。
広告