施設園芸

軽トラの排気CO2をハウス栽培へ、スズキが回収技術を開発

2026.09.12 ・ リーフラ編集部

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軽トラックの排気CO2を農業ハウスで活用へ、スズキが回収技術を開発

スズキは、軽トラック「スーパーキャリイ」の排気ガスに含まれるCO2を回収し、ビニールハウスなどで農作物の育成に活用する技術開発を進めています。試作システムでは、排気ガスを冷却したうえで水分を取り除き、CO2吸着材を使ってCO2を回収する仕組みです。カーボンニュートラル燃料と組み合わせ、排出したCO2を回収・利用する構想も示されています。[1]

スズキの試算では、1日に20km走行した場合、車両から排出される約2kgのCO2のうち約1kgを回収できるとしています。20アールのハウスで利用すると、灯油を燃やして供給しているCO2の約25%を置き換え、灯油の使用量を1日あたり約0.4リットル減らせる見込みです。現在はエンジン単体でのベンチ試験段階で、今後は自社農園で実車を使った検証を進める予定です。

ハウス栽培のCO2供給と燃料使用を見直す選択肢に

施設園芸でCO2を供給している農家にとっては、農作業に使う軽トラックから回収したCO2を再利用できる可能性があります。さらに、CO2を吸着材から取り出す際には、農業施設で灯油を燃やしたときに生じる排熱を利用する構想もあります。一方で、実用化には装置の小型化や回収効率の向上、吸湿材・吸着材の開発、導入コストの検討が必要です。既存のスーパーキャリイへの後付けも将来的な選択肢として検討されていますが、現時点では実証段階です。

References

  1. スズキ「軽トラ」に革新的システム搭載!? 走りながら出来るエコな技術とは? ハウス農業の課題解決なるか. くるまのニュース(参照 2026-05-31)

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